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2019年6月29日土曜日

【書評】現代アメリカに出現する車上ノマド「ノマド 漂流する高齢労働者」×「分断した世界」


厳しいアメリカの現実

2012年のある1か月だけを見ても、フードスタンプ(低所得者向け食糧補助)を受給したアメリカ人は6500万人もいる。
全米人口の5人に1人が、日本で言うところの生活保護を受けていることになる。
そこには当然、かつて中産階級だった人々も含まれており、誰しもが「明日はわが身」と考えざるを得ないし、この光景は、親米ならぬ従米政策を続ける日本の未来なのかもしれない。
分断した世界(高城剛 著)


2019年6月9日日曜日

【書評】日本式システムを打ち破るには『「超」入門 空気の研究』×『白本』

 

なぜ、日本の組織は息苦しいのか?

Q28 日本についてどう思いますか?
僕は日本がとても好きです。日本の美しい国土や文化、思慮深い人々の生き方や、挑戦的だった高度経済成長期の企業の姿勢など、世界をまわればまわるほどに、より日本を好きになります。
しかしその反面、現在の「日本式システム」は、それらのすばらしい箇所を帳消しにするほど、マイナス面が大きいと思います。
バブル崩壊と国際化の失敗から保守的かつ内向きになり、表面的に合理的に思える選択を繰り返し、あたらしい可能性を追求しない姿勢は、多くの人を疲弊させるだけだと思います。
ですので、現在の既得権を持つ人だけに都合のよい内向きな「日本式システム」が瓦解し、本来の日本の素晴らしさを考え直し、誰もが挑戦できる可能性を持つことができる国になれば、日本という国は、世界に輝く素晴らしい国になると思います。
白本(高城剛 著)