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2024年2月24日土曜日

【関連本】【節食】江戸の少食思想に学ぶ: 水野南北『修身録』解題


先人の知恵に学ぶ「節食のすすめ」

先日の高城剛さんのメルマガ(Vol.661)で江戸時代の観相学者 水野南北の「節食開運説」について紹介されていました。

水野南北(みずの・なんぼく)は、江戸時代中期の観相学の大家です。食事の量や人相、人格、飲食の慎みなどによって吉相や凶相を決めるとされる「節食開運説」を提唱していました。髪結い床、湯屋、火葬場などで観相を研究した経験を経て、当時日本一の観相家といわれるまで極めていきます。ポイントは次の3点です。

  • 少食にする
  • 粗食にする
  • 同じ時間に食べる

医者(医学)からの視点ではなく、観相学(統計)からの視点が興味深い内容です。良質な食生活と健康は直結しているので、良い習慣に心掛けたいものです。


Link:
水野南北(wiki)

- 節食すれば運が開ける!? 江戸時代の観相家・水野南北に学ぶ10の法則(致知出版社)


目次

  • はじめに 江戸随一の観相家が看破した少食の利
  • 序章 知られざる異才・水野南北
  • 第一章 南北先生「少食を究める」
    • 第一話 いのちと食 人は生まれながらに持ち分の食あるべし
    • 第二話 家業と食禄 おのれの食を子孫に遺すべし
    • 第三話 武家働人の食 大食もまた許される者あるべし
    • 第四話 食の乱れが万事を乱す 食定まれば心定まるべし
    • 第五話 食の驕りは身の驕り 表を飾る者は裏に徳なしと知るべし
    • 第六話 倹約と物の循環 万物の徳を天地に延ばすべし
    • 第七話 病老死と食 少食の者に安らぎの死あるべし
    • 第八話 誠心は自徳自福をつくる 慾なき人は高貴なるべし
  • 第二章 開運の問答「万物の徳を知る」
    • 第九話 一粒万倍の思想 ただおのれ一身を慎むべし
    • 第十話 富は貧より出づる 貧なくして富なかるべし
    • 第十一話 薬と獣肉 野菜大食に凶なかるべし
    • 第十二話 美食の都に家滅ぶ 白米恐るべし
    • 第十三話 食を誤れば徳を失う 過食は飯を捨つるにも劣るべし
    • 第十四話 宴会に罠あり 腹が徳に達せば膳より去るべし
    • 第十五話 至誠の施し 空腹を覚えてこそ陰徳たるべし
    • 第十六話 開運三年七年十年の説 食を慎むのみにして念ずべし