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2020年3月5日木曜日

【書籍】【危機管理】【自己防衛】高城剛さんに学ぶサバイバル術


高城さんの書籍から、国家・経済破綻の際のヒントをシェアしたいと思います。


新型コロナウィルスの感染拡大の影響から、世界経済の減速が現実的になってきました。

今、世界は大きな変化の時代を迎えています。

少々大げさかもしれませんが、先手を打っていくために、国家破綻という最悪の結果についてまとめた高城さんの書籍「世界はすでに破綻しているのか?」を元に、せまりくる危機について考えていきたいと思います。(2014年にすでに出版されているのが、本当に驚きます)


2008年リーマンショック時のロンドンの光景

しかし、世界はもうつながってしまっている。金融システムもインターネットも物流も、すべてがつながってしまっている今、「世界同時不況」が発生する可能性は非常に高い、と世界を回りながら感じる。それは「21世紀の世界恐慌」である。そして、各国が危機に瀕している今、いつ、何が引き金となるかもわからない状況にある。

(中略)イギリスをはじめとする各国で見てきた光景も、その数か月前には誰も想像しなかっただろうし、また、同じように数か月後のことは誰にもわからない。ただ、ある日を境に「世界は突如一変する」ことだけは、確かなのである。

(中略)社会システムが揺らぐ事態は、地震によって目の前のビルが崩れ去ることよりも、人々のメンタルに底知れない負の影響を与える。日常的に見える風景は同じはずであるのに、そこに暮らす人間だけが正気を失っていく。

世界はすでに破綻しているのか? 高城剛(著)


すでに中国経済がストップしている影響から、世界中のサプライチェーンに影響が出始めています。
GEなど米企業、相次ぎコロナの影響開示 当局の要請で(日本経済新聞 2020/03/05)

これから、本格的に我々の生活に直接経済の影響が出てくる可能性があり、パニックになる人達が出てくるかもしれません。常に最悪を想定し、淡々と早めの準備・対処をすることが、正気を失わずメンタルを保つコツのようです。


即座に変わり身する

土地や米も株価も、永遠に右肩上がりになることはなく、無理な金融政策をすれば、そのツケが「倍返し」となって襲ってくるのは、歴史の教えである。

(中略)四半世紀を通じて、さまざまな国家破綻を目の当たりにしてきたが、ずるずると欲望や時の流れに身を任せていた人々は淘汰されることになった。それとは逆に、今までの暮らし向きを瞬時に切り替えた人々は、大きな時代の渦に巻き込まれることなく、粛々と生活を続けることができているように思う。

常に自分を見失わず、自分なりの「異変」を感じたら、誰に何と言われようが、即座に変わり身すること。大きな社会変化が差し迫った時代の中で、生き延びる秘訣はそれに尽きると、僕は思っている。

世界はすでに破綻しているのか? 高城剛(著)

「優秀な投資家は損切りが上手い」と言いますが、即座に変わり身するということは、今ある何かを手放すことも含まれるため、ここでも「決心・決意」などのメンタルが大事のようです。


準備はできているか?

「いざそれが起きたとき、あなたはいつもと変わらず冷静でいられるのか?」

世界はすでに破綻しているのか? 高城剛(著)

高城さんは本やメルマガで再三に渡って「準備の大切さ」について、我々にメッセージを送っています(7年計画など)。世の中は想定外のことが起きるため、なかなか準備を万全にすることは困難ですが、それでもこれまで自分で準備してきた手元にあるものをなんとか工夫して、危機を乗り切ることが大切なのではないかと思います。


(おまけ)キャッシュ・イズ・キング

金融機関が動かなくなると、あらゆるものが手持ちの現金でしか買えなくなる。クレジットカードもデビットカードも、一切使用できない。各店舗の売り上げは7割減。レストランの予約はほとんど入らず、ガソリンスタンドは顧客から現金しか受け付けないだけでなく、燃料を入れることもままならない状態になった。

2013年東地中海に浮かぶ小国キプロスの国家財政破綻の際の出来事だそうです。電子マネー全盛の日本ですが、このようなことになる可能性も否定できないため、現金を手元に準備しリスクを分散しておく必要がありそうです。


世界はすでに破綻しているのか? 高城剛(著)