大工兼一級建築士による、オフグリッドの本です。
高城剛さんによるオフグリッドハウスのプロジェクト「NEXTRAVELER HOUSE」は、現在「国内某所でModel.2を制作進行中!」とのことですが、しばらくアップデートの情報がありません。新作の発表が待ち遠しいですが、オフグリッドを実践している方の本が2026年3月に発売されましたので、ご紹介します。
書籍『ゆるオフグリッド革命:気候変動をなんとかしたくて、大工もやる一級建築士が建てた家』は、一級建築士であり、自ら大工として家を建てる古野善昭氏による、新しい住まい方とエネルギーのあり方を提案する一冊です。
主な内容
- 「ゆるオフグリッド」という考え方
- 100%の自給を目指さない:完璧を求めて苦労するのではなく、楽しみながらできる範囲でエネルギーを自給するスタンスを提案しています。
- バックアップとしてのグリッド:完全に遮断するのではなく、必要に応じて公共インフラも賢く利用する、持続可能な現実路線を解説しています。
- 一級建築士×大工の視点による家づくり
- 断熱と気密:少ないエネルギーで快適に暮らすための「家の性能」の重要性。
- 自然素材の活用:気候変動への対策として、環境負荷の低い素材選びや施工方法。
- パッシブデザイン:太陽の光や風をコントロールし、機械に頼りすぎない設計の工夫。
- 実践的なDIYと暮らしの知恵
- 小型太陽光パネルの導入:ベランダや庭で始められる小さな発電システムの作り方。
- エネルギーの見える化:自分がどれくらい電気を使っているかを知ることで変わる、生活の豊かさ。
- 気候変動へのアクション:個人の暮らしが変わることが、どう社会全体の課題解決につながるのかという哲学的な側面。
「オフグリッド」とは、電力会社などの公共のインフラ(グリッド)から切り離して自給自足することを指しますが、本書が提唱するのは「ゆるい」オフグリッドです。
著者が実際に自宅を建てた経験をもとに、専門家としての知見が惜しみなく盛り込まれています。
専門的な話だけでなく、一般の人でも取り入れられるアイデアが豊富です。
この本は単なるハウツー本ではなく、「どうすれば心地よく、かつ責任を持って地球で暮らせるか」を問い直すドキュメンタリーのような側面も持っています。専門用語も分かりやすく噛み砕かれており、DIYが好きな方はもちろん、これからの住環境やエネルギーに不安を感じている方にとって、具体的で明るい指針となる内容です。気になりましたら、ぜひチェックしてみてください。
また、オフグリッドハウスに実際に宿泊することができるので、こちらも併せてチェックしてみてください。
Link:
- HATOYAMA HOUSE(宿泊予約)
目次
- 第1章 オフグリッドが実現する安心・安全な未来
- 第2章 住まいや移動、ライフスタイルの見直し方
- 第3章 ハトヤマハウス
- 第4章 ハトヤマハウスの12か月
- 第5章 豊かさの再定義 ~本当のオフグリッド社会を目指して
