体内深部の体温を計測できるウェアラブルデバイスです。
先日の高城剛さんのメールマガジン(Vol.780、784)で、深部温度モニタリングセンサーの『CORE2』が紹介されていました。自身の深部体温を測って、サーカディアンリズム(概日リズム・体内時計)をどこにいても確認されているそうです。
『CORE2』は、運動中の身体の深部温度(体内深部の体温)を非侵襲(皮膚を傷つけない方法)でリアルタイムに測定・可視化できるウェアラブルセンサーです。
主にトライアスロン、ロードバイク、トレイルランニングなどの耐久系スポーツのアスリートや指導者の間で、暑熱順化(暑さに身体を慣らすこと)トレーニングや、レース当日のオーバーヒート防止、適切なペース配分、クーリング戦略に活用されています。
『CORE2』は、心拍計のチェストストラップや専用のアームバンドに装着するだけで、運動パフォーマンスを左右する深部体温を可視化します。
主な特徴と機能
- 非侵襲かつリアルタイムな測定
従来、正確な深部体温の測定にはカプセル(錠剤)の服用や直腸プローブが必要でしたが、本機は皮膚に装着するだけで、独自のアルゴリズムにより深部体温と皮膚温度を組み合わせて計算し、リアルタイムにモニタリングできます。 - パフォーマンス向上と暑熱順化
深部体温が一定レベルを超えると運動出力が低下するため、自身の「最適な温度ゾーン」を把握することで熱中症リスクを抑えられます。また、安全に熱ストレスをかけるヒートトレーニング(ヘモグロビン量やVO2 maxの向上を目的としたもの)を正確な数値に基づいて行えます。 - 主要デバイスとの連携
BluetoothおよびANT+に対応しており、Apple Watch(watchOS)や、Garmin(ガーミン)のサイクルコンピューターやスマートウォッチ、各種スマートフォンアプリ(WahooやZwiftなど)の画面に深部体温をリアルタイム表示させ、ログを連動させることが可能です。
主な測定データ
- 深部体温(Core Temperature)
- 皮膚温(Skin Temperature)
- Heat Strain Index(熱ストレス指数)
- Heat Adaptation Score(暑熱順化スコア)
- Heat Training Load(暑熱トレーニング負荷)
前作(CORE 1)からの進化点
2025年に登場した最新モデルの「CORE2」では、実用面が大きく進化しています。
- 小型・軽量化:従来品より48%小型化、30%軽量化され、運動時の違和感がさらに軽減されました(本体のみで約8.6g)。
- 耐久性と固定力の向上:チェストストラップへの固定方法が、細いクリップ式から「ベルトを通したホルダーに本体をはめ込む方式」に改良され、外れにくく頑丈になりました。
- USB Type-C対応:充電端子がUSB Type-Cに変更され、他のデジタルガジェットとケーブルを共有しやすくなっています(バッテリーは連続約6日間持続、IPX7防水)。
向いている人
- おすすめ
- マラソンランナー
- トライアスリート
- ロードバイク競技者
- 暑い環境でトレーニングする人
- 熱中症対策を重視する人
- あまり向かない人
- 健康管理目的だけの一般ユーザー
- 睡眠計測や日常の健康管理を重視する人
- 医療用体温計として使いたい人(医療機器ではありません)
「CORE2」は、運動中の「深部体温」と暑熱管理に特化したデバイスです。一般ユーザー向けではありませんが、深部体温を計測して体調管理をしたい際に活躍するアイテムです。

