2025年から14のQ&Aを選びました。
今年も高城剛さんから数多くの作品が発表されました。書籍「サイケデリック・ルネッサンス」「新世紀のアーユルヴェーダ」「う。-ウナギの蒲焼について」や、新サービス「ノマドアカデミー」「サイケデリック・メディケーション」、8weeks.ai STOREや、NEXTRAVELER TOOLSから各種食品・アイテムなど、様々なものが発表され、充実の1年でした。
個人的な感想になりますが、今年何度も読み返したメールマガジン Q&Aの回答を14のQ&Aとして選びました。良い質問と回答がたくさんあり過ぎて、今回も絞り込むのに非常に苦労しましたが、ご紹介したいと思います。有益な回答をしていただいた高城剛さんと、鋭い問いかけをされた質問者の方々に感謝致します。
12月配信分は読み返す余裕がなくなってしまうため、昨年2024/12/6(Vol.703)~2025/11/28(Vol.754)までとしました。
時系列順に記載しました。
① Vol.706(2024/12/27)Q&A 14
量子力学について教えてほしいです。二重スリット実験について知りました。高城さんはどうお考えになるでしょうか。
「量子力学の世界は、時に仏教の世界観に近い」
量子力学を理解することは、私にとってまだまだ難しく、何となくは分かってはいるようで、分かっていない状態です。それでも過去に体験したことで、「量子力学」でないと説明がつかないことが多々あり、不思議な気持ちです。高城さんのこのQ&Aの回答はとても大事なことを要約してくれているように感じるので、何度も読み返したり、友人・知人に話をしたりして理解を深めている最中です。
- 高城未来研究所「Future Report」Vol.706(2024/12/27)
② Vol.718(2025/3/21)Q&A 5
顧客基盤を持たない場合、どのような戦略で始めるのがベターだと考えられますでしょうか。
『「時間」をかけること』
何か新しいことを始めようとする際に、どうしてもすぐに成果を求めて焦って失敗することを私自身は何度もしてきました。そしてこの高城さんの回答は身に染みる内容です。現在、さらに新しいチャレンジを始めたので、再度肝に銘じて顧客に向き合っています。
- 高城未来研究所「Future Report」Vol.718(2025/3/21)
③ Vol.729(2025/6/6)Q&A 6
2028年の高城さんが考える未来と個人レベルで準備しておくべきことをご教示いただけないでしょうか。
「世代交代 × 超高速AI × 自然災害 が交差する転換点」
2025年は個人的にも一気にAIが身近になった一年でしたが、同時にこれから時代の変化がさらに加速する恐ろしさを感じる一年でもありました。今の変化のペースを考えると、2028年はいったいどのような世の中になっているのかと不安を覚えますが、高城さんが常々発信している「様々な備え」を個人的にもさらに進めようと思いました。
- 高城未来研究所「Future Report」Vol.729(2025/6/6)
④ Vol.732(2025/6/27)Q&A 8
高城さんの考えがAIの行動指針に影響を与えると、今後AIはどんな方向に向かうと思われますか?
『AIが「点(ドット)」を無限に見つけ出し、人間が直感でその「点と点を結び、線にする」』
2025年を象徴するようなQ&Aでした。ここまで回答をAIができることに驚きを隠せませんが、AIと協業する際に、人間はどのようなことをこれから磨いていけばよいかのヒントがたくさんあり読みごたえがありました。
- 高城未来研究所「Future Report」Vol.732(2025/6/27)
⑤ Vol.733(2025/7/4)Q&A 17
AIの台頭により、現在のオフィスワーカーの8割以上が不要になるのではないかと思います。その場合、人々はエッセンシャルワーカーへと移行していくのでしょうか?
「ラスト1メートル」
恐ろしい未来を予見する回答でした。AIによって駆逐されてしまう仕事が増えてしまいますが、逆に人間が「ラスト1メートル」という現場に専念でき、バックヤードなどその他をAIに回してもらい協業するという見方もできると思いました。
- 高城未来研究所「Future Report」Vol.733(2025/7/4)
⑥ Vol.734(2025/7/11)Q&A 16
人を思いやる気持ちを持っている人だけになるという部分、もう少し深掘りして教えていただけないでしょうか?
「人を思いやるコミュニケーションができないと、AIを使いこなせない」
⑤の続きとなるQ&Aです。非常に参考になる回答でした。AIによって、ますます人間力が求められるという、少し不思議な世界になってきたように感じます。日々の生活での人とのコミュニケーションにも気を付けるようにしていきたいと思います。
- 高城未来研究所「Future Report」Vol.734(2025/7/11)
⑦ Vol.738(2025/8/8)Q&A 7
高城さんは、俯瞰的に物事を見ることの大切さをお話ししますが、具体的にはどのようなことでしょうか?
「勝つ必要なく、負けなければ、自然と成長する」
高城さんが様々な経験を経て辿り着いた貴重なメッセージと受け止めました。個人的な経験からも過去の色々な光景を思い出し本当にその通りだと思いました。来年からのチャレンジにも参考にさせていただきたい回答でした。
- 高城未来研究所「Future Report」Vol.738(2025/8/8)
⑧ Vol.741(2025/8/29)Q&A 3
高城さんがもし20代で1からシェフを目指すのであれば、どのような計画をお立てになるのか気になりご質問させていただきます。
「世界中の先進国は高齢化に向かっている」
大きな市場の可能性に言及した回答でした。日本でもグルテンフリーやカゼインフリーの認知が広がってきていて、これからさらに盛り上がっていきそうに思います。
- 高城未来研究所「Future Report」Vol.741(2025/8/29)
⑨ Vol.741(2025/8/29)Q&A 18
私は現在、建築・リフォームとビル管理・不動産売買を中心に2社の経営に参画しています。もし癒着や談合に加担する立場を選んだ場合に見える未来と、そうでない立場を貫いた場合に見える未来とでは、どのような違いがあるでしょうか。私は後者を選びたいのですが、その未来の差を知りたいです。
『「かっこよく生きた」と胸を張れるのは、自由と創造の側』
勇気をもらえる回答でした。私自身も過去の様々な光景が目に浮かびました。高城さんのメッセージを胸に、今のチャレンジを全うしようと思いました。
- 高城未来研究所「Future Report」Vol.741(2025/8/29)
⑩ Vol.742(2025/9/5)Q&A 13
今、もしも高城さんが有名ではない状態だったとしたら、「超オープン」と「超クローズド」のどちらを選びますか?
『迷わず「両方」選ぶ』
高城さんならではの”量子力学的”な回答だと思いました。どこまでをオープンにし、どこまでをクローズドにするかが、AI時代のお作法なのだと思いますが、個人的には色々と悩んでしまいます。
- 高城未来研究所「Future Report」Vol.742(2025/9/5)
⑪ Vol.746(2025/10/3)Q&A 12
やはり生まれてきたからには、なにか情熱を注げるものがほしいです。そんな私に活を入れてください。
『起業は「情熱」で回る世界』
『投資は「数字」で回る世界』との対比で、マイクロ起業の有益さについて解説した回答でした。AI時代ほど、AIにはない”情熱”が、一層輝く可能性に気づかされる内容でした。年を取るほど保守的になりがちですが、情熱が沸きそうな”兆し”を見逃さないように、行動していきたいと思いました。
- 高城未来研究所「Future Report」Vol.746(2025/10/3)
⑫ Vol.747(2025/10/10)Q&A 17
仮に経済、ドルなどの崩壊後に良い世界が待ってるとしたらどのような世界になると考えますか?
「ハイテクと原始感覚の融合」
この回答は、先日ご紹介した書籍「SINIC理論」に通じる内容で、個人的にも腑に落ちました。これからの時代の理想形の一つだと思いますが、そこに至るまでに、様々な痛みが伴うことが予想でき、希望と不安が混ざり合う複雑な気持ちになります。
- 高城未来研究所「Future Report」Vol.747(2025/10/10)
⑬ Vol.748(2025/10/17)Q&A 5
前回のメルマガで、「ハイテクと原始感覚の融合」が新しい生の形になるでしょう、という言葉がとても印象に残りました。これは、ハイテクAIと、原始感覚つまり縄文時代の感覚の融合でしょうか?
『「分析する知性」と「感じる知性」の再統合』
⑫の続きとなるQ&Aです。テクノロジーが発展するほど、人間の原始的な感覚が重要になるという、螺旋を一段上がるようなことが紹介されています。個人的にも理想的な社会の方向性だと思います。
- 高城未来研究所「Future Report」Vol.748(2025/10/17)
⑭ Vol.752(2025/11/14)Q&A 7
高城さんはKPIについてどのように評価し、またどのようなマネジメントが良いとお考えか、ご教示いただけないでしょうか?
「熱量はKPIでは測れない」
高城さんが考えるKPIについて紹介されています。会社の方針によってKPIが変わるのは当然ですが、高城さんが普段何を大事にして経営しているかを知ることができる回答です。
- 高城未来研究所「Future Report」Vol.752(2025/11/14)
本年は当ブログにお越しいただきありがとうございました。
来年もよろしくお願い致します。
良いお年をお迎えください。
Special Thanks:
UnsplashのKelly Sikkemaが撮影した写真
