カネ・コネ・英語力なし、社会人経験ゼロの若者が、シリコンバレーで挑戦した自伝です。
高城剛さんのメールマガジンのQ&Aで、多く寄せられる質問の1つが、起業についてです。会社員勤めとは違い、自分の力で事業をすべて回さなければならず、未知の世界に足を踏み出すには、7年の時間をかけて準備するとはいえ、踏み出すには勇気が必要です。今回は何の後ろ盾のない状態からアメリカへ渡り、起業して事業を成功させるまでを描いた自伝をご紹介します。
『シリコンバレーによろしく お金もコネも英語力もない僕のアメリカ起業』は、タイトルの通り「社会人経験ゼロ・人脈ゼロ・英語力なし」の丸腰状態から単身渡米し、ITの聖地シリコンバレーで10年間にわたりスタートアップ(Anyplace社)を経営してきた軌跡を描いた、生々しくも熱い起業ノンフィクション(ビジネス冒険記)です。
ストーリーの概要
著者の内藤さんは、大学時代に映画『ソーシャル・ネットワーク』に衝撃を受け、スタートアップの世界に憧れを抱きます。在学中に立ち上げたブログ「シリコンバレーによろしく」が注目を集めたことをきっかけに、大学卒業後、実質的な社会人経験がないままアメリカへ。
しかし、現実は甘くなく、最初に立ち上げた事業は失敗。2年間も事業アイデアが決まらない苦しい時期や、何度も訪れる資金ショート(キャッシュアウトの危機)、さらにはコロナ禍による急激な環境悪化で苦渋のリストラ(社員の3分の1を解雇)を経験するなど、綺麗事だけではない「リアルな地獄と奮闘」が描かれています。
そんな泥臭い試行錯誤の末、リモートワーカー向けの賃貸事業「Anyplace(エニープレイス)」でついにPMF(プロダクト・マーケット・フィット:市場に製品が適合すること)を達成。日本人として初めて、YouTube共同創業者のスティーブ・チェンや、Uber初期投資家のジェイソン・カラカニスといった世界トップクラスの投資家から巨額の出資を受けるまでに至るシンデレラストーリーが明かされます。
本書の見どころ・学べること
- 「丸腰の日本人」が信頼を勝ち取る方法
英語も話せず、実績もない若者が、どうやって百戦錬磨のアメリカ人投資家を口説き、信頼を獲得したのかというリアルな交渉術やマインド。 - 地を這うような失敗からの再起
事業のピボット(方向転換)、資金ショート寸前の絶望、コロナ禍での苦境など、どん底の局面をどうやって乗り越えたかという泥臭いサバイバル術。 - 「日本人は海外起業は無理」の壁を壊すヒント
むしろシリコンバレーにおいて「日本出身」であることや、真面目さ・粘り強さをどう最強の武器に変えていくかという「日本人の勝ち筋」。
「普通の日本人青年が、シリコンバレーでゼロから挑戦し、失敗を重ねながら世界で通用する事業を築くまでの“泥臭い起業冒険記”」です。一歩を踏み出す勇気が欲しい人、海外での挑戦に憧れがある人、あるいは現在進行形で何かしらの課題にぶつかって奮闘している人にとって、非常にエネルギーをもらえる、「挑戦する勇気」を与えてくれる一冊です。
目次
- 第1章 人生を変えた映画
- 第2章 シリコンバレーへ!
- 第3章 自分が欲しくて、まだ世の中にないもの
- 第4章 地獄の千本ノック
- 第5章 地べたを這いつくばってでも
- 第6章 個ではなく、群れで挑め
- 第7章 僕たちは、アメリカで戦える