自然の中で心身をリフレッシュできる、低山登山を紹介した本です。
先日の高城剛さんのメールマガジン(Vol.761)で、「低山登山」について紹介されていました。高い山を登る本格的な登山はハードルが高く躊躇してしまいますが、週末などに自然を感じるために出かけたい際に、参考になる”ライトな登山”を紹介した一冊をご紹介します。
ジャーナリストの佐々木俊尚さんによる著書『歩くを楽しむ、自然を味わう フラット登山』は、従来の「山頂を目指す」「過酷な状況に挑む」といった登山のイメージを覆し、「歩くことそのもの」を目的とする新しいアウトドアスタイルを提案している本です。
主な内容
- 「フラット登山」のコンセプト
著者が提唱する「フラット」には、主に3つの意味が込められています。 - 平坦(Flat):
急登や険しい岩場を避け、歩きやすい平坦な道を中心に楽しむ。 - 平等(Flat):
「高い山に登る方が偉い」といった登山界のヒエラルキーから脱却し、誰もが対等に楽しむ。 - ふらっと:
気負わず、思い立った時に「ふらっと」出かける気軽さ。 - 独自のコース選定基準
単なる散歩ではなく、「官能的な山道」であることを重視しています。具体的には以下の5つの要素を満たす場所を推奨しています。 - 異世界感がある(例:富士の樹海)
- 広大で開放感がある(例:霧ヶ峰)
- 変化に富み、足に快感がある
- 冒険心が満たされる(例:三浦半島の磯)
- 霊性に畏怖を感じる
- 実践的なガイドとノウハウ
- 厳選30コース:
多摩ニュータウンの縦走から、富士樹海、軽井沢の廃道など、初心者でも楽しめる具体的なルートを紹介しています。 - 装備と技術:
膝への負担を減らす「ナンバクダリ」や、スマホ地図アプリの使いこなし術、疲れにくい道具選びなど、ジャーナリストである著者らしいロジカルな解説があります。
こんな方におすすめ:
- 体力に自信はないけれど、深い自然に浸りたい。
- ピークハント(登頂)にこだわらず、静かに思考を整理しながら歩きたい。
- 日常の延長線上で、新しいリフレッシュ方法を探している。
「山に登るのは疲れるから苦手」と思っていた人ほど、目からウロコの内容かもしれません。週末にリフレッシュするための新しい過ごし方を探している人にも、おすすめの一冊です。
目次
- 第1章 まったく新しい歩く旅「フラット登山」を提唱する
- 第2章 どのようにしてわたしはフラット登山に行き着いたか
- 第3章 フラット登山に必要な装備
- 第4章 知っておきたいフラット登山ハック
- 第5章 フラット登山の計画を立てる
- 第6章 自然を味わい尽くすために
- 第7章 フラット登山コースガイド30
<異世界に迷い込んでいる>
<広大で畏怖がある>
<変化に富み、足に快感がある>
<冒険心が満たされる>
<霊性に畏怖を感じる>
