NVIDIAのCEOが語る「生成AIの次は何か?」
先日の高城剛さんのメールマガジン(Vol.738)で「AI時代の日本のポジション」についてのQ&Aがありました。高城さんが業界について解説していますが、さらに掘り下げた内容を知ることができる本がありますのでご紹介します。
著者の島津翔氏は、日経BPシリコンバレー支局に所属する記者です。シリコンバレーに駐在し、AI、クラウド、半導体など、最先端の生成AIについて現地で取材されています。
本書『NVIDIA(エヌビディア)大解剖』は、AI最強企業であるNVIDIAの強さの本質を、経営と技術面から解き明かしています。日本人記者として初めてNVIDIAのCEOに密着取材した貴重な内容も含まれています。
なぜNVIDIAがAI時代に最強なのかが、専門知識がなくても分かりやすく解説されているため、理解しやすいのが魅力です。また、CEOのジェンスン・ファン氏が、生成AIの次の時代として「物理AI」の世界を提示しています。特に「ロボットに関する重要な技術の半分を日本が保有している」と、大きなチャンスを示しています。
これからAIがどのように進化していくかを、最先端の現場で取材する専門家から学びたい方におすすめの一冊です。
目次
- プロローグ 世界を揺るがすエヌビディア・エフェクト
- CHAPTER1 [入門編]エヌビディアを知る7つの疑問
- CHAPTER2 [経営編]ジェンスン・ファンの型破りマネジメント
- CHAPTER3 [歴史編]破綻寸前のエヌビディアを救った日本人
- CHAPTER4 [技術編]GPUとCUDA、ハードとソフトで築いた牙城
- CHAPTER5 [課題編]無双エヌビディアに5つの死角
- CHAPTER6 [未来編]次なる100兆円市場「物理AI」
- エピローグ ハードウエアの復習